





コラーゲンの硬さ制御技術は確立しましたが、コラーゲンゲルの生成で予期せぬ問題が起こりました。1つは、ゲルのコンタミネーション(微生物汚染)が起こったこと。もう1つは軟らかいコラーゲンゲルが細胞の牽引力によりプレートから剥がれたことです。これらの2つの問題はまだ完全には解決していませんが、原因究明により得られた知見は、今後の開発にとって貴重なノウハウになります。
今回のプロジェクトでは、3社による役割分担のバランスのとれたプロジェクトを運用してきました。具体的には、水産会社が製造したコラーゲンを用いて、都産技研がコラーゲンゲル生成と物性評価を行った後、水産会社が細胞培養評価を行い、理化学機器商社が市場調査を通したニーズ把握と商材設計を行うという流れでした。商品化に必要なデータを全て取得するまでには、もうしばらく時間がかかりそうですが、なるべく早期の製品化ができるように取り組んでいるところです。



